
ひとりで開くなら、まずBasicで足りるか確認する
Shopifyで新しいお店を始めるなら、必要な機能と担当人数からプランを選び、その後で月払い・年払いを比べましょう。 安く見える月額だけで年間契約を決めると、初回に必要な資金を見誤ります。
Basicでは商品・注文・顧客を管理し、オンラインストアを作れます。ただし追加のスタッフアカウントには対応しません。自分以外の担当者にも別のアカウントが必要なら、Grow以上を確認します。Basicの公式機能
たとえば、ひとりで商品を登録し、発送も担当する小さなお店と、商品担当・受注担当が分かれたお店では、最初に見る条件が違います。売上の目標だけで上位プランを選ぶより、「誰が何を操作するか」を先に書き出すと比較しやすくなります。
この記事は日本での契約を検討する方向けに、2026年9月12日に公式料金・ヘルプを確認したものです。米国価格は英語版の料金ガイドで扱います。下の予算は編集部が作った架空の計算例で、実店舗の費用や成果ではありません。
日本の通常料金は、支払い周期をそろえて比べる
Basic・Grow・Advancedの年払い表示は「月換算」です。 次の表は初回割引を使わない通常のプラン料金を整理しています。
| プラン | 月払いの表示額 | 年払いの月換算 | 年額の計算 |
|---|---|---|---|
| Basic | 4,850円/月 | 3,650円/月 | 43,800円 |
| Grow | 13,500円/月 | 10,100円/月 | 121,200円 |
| Advanced | 58,500円/月 | 44,000円/月 | 528,000円 |
年額は表示された月換算額を12倍した編集部の計算です。税・アプリ・決済費用などを含む請求総額ではありません。表の元データは日本の公式料金ページです。地域、通貨、支払い周期を確認し、申込画面で実際の総額を確かめてください。
Plusなど別の契約形態もありますが、ここでは初めて通常のオンラインストアを開くときに比較しやすい3プランに絞ります。「いちばん安い表示」を探す前に、自分が作りたい販売方法のプランかどうかも確認しましょう。
年払いの3,650円は、毎月の引き落とし額ではない
年払いは1年分を先に支払う方式で、12回の分割払いではありません。 Basicなら月換算3,650円から計算した43,800円が、通常の年間プラン料金の目安になります。
公式ヘルプでは、月払いの契約周期は30日、年払いは1年です。30日周期はカレンダーの毎月同じ日とは限りません。また年払いでも、アプリなど別の費用で月次の請求が発生することがあります。請求周期の説明
まだ商品構成や運営方法を試しているなら、編集部としては月払いの予算も残して比較することを勧めます。表示単価の低さに加え、初回に払える金額、1年間続ける見通し、契約変更時の扱いを確認するためです。
手元の比較メモには「プラン名/支払い周期/次回請求日/その日の支払額」を並べます。年間料金を月ごとの管理予算に分ける場合も、銀行口座から出る日と金額は別に記録しましょう。
決済・アプリ・ドメインは、プラン料金と分けて積む
プランの月額だけでは、お店全体の運営費は分かりません。 決済の費用、追加機能の費用、一度だけ買うものを分けると、見落としを見つけやすくなります。
日本向け料金表のオンライン標準カード料率はBasicが3.55%、Growが3.4%、Advancedが3.25%です。Amexや海外カードなどは別の料率欄があるため、すべての注文に同じ割合を当てはめないでください。日本の決済料率
外部の決済サービスを使う場合には、その会社の決済費用に加えてShopifyの外部サービス取引手数料がかかる場合があります。また新規ストアでは、ギフトカードやストアクレジットによる支払いにも条件があります。「Shopify Paymentsを有効にすれば、どんな支払いでも追加手数料ゼロ」とは判断しないでください。取引手数料の対象
アプリには月額・使用量に応じた料金・買い切りがあり、ドメインやテーマの購入費も別に生じます。Shopify Paymentsのカード処理費用は入金から差し引かれるため、Shopifyの請求書だけを見ても全費用はそろいません。請求に含まれる費用
たとえばチャット用のShopify Inboxは公式アプリページで無料と案内されていますが、追加するアプリがすべて無料になるわけではありません。Inboxの公式掲載。「今必要なアプリ」「後で試すアプリ」を分け、最初から用途の重なる契約を増やさないようにしましょう。
架空の予算で、固定費と売上に連動する費用を分ける
予算表には、分かっている金額だけを入れ、不明な欄は未確認のまま残します。 次はBasicを月払いで使う架空のお店の、比較用の1期間の例です。
条件を「対象売上20万円がすべて日本の標準オンラインカード料率3.55%で処理される」「追加アプリに仮に2,000円を見込む」と置きます。実際の決済構成や特定アプリの価格を示すものではありません。
- Basicのプラン料金として4,850円を置く。
- 対象売上200,000円 × 3.55% = 決済費用7,100円と計算する。
- 架空のアプリ予算2,000円を足し、小計13,950円にする。
この小計には税、仕入れ、配送、広告、ドメイン、返品などを入れていません。利益の予測でもありません。自分のお店では対象金額、決済方法、実際のアプリ料金で置き換えてください。
同じ仮定でGrowの標準料率3.4%にしても、決済費用の差は20万円 × 0.15% = 300円です。月払いプランの差額8,650円を、この例の決済費用の差だけで埋めることはできません。上位プランを選ぶ理由が担当者のアカウントなのか、必要機能なのか、費用なのかを分けて考えるための例です。
無料体験では、料金を決めるための作業を試す
新規ストア向けの通常の案内は3日間の無料体験です。体験後の割引期間は無料ではありません。 対象や期間は申込時の表示で確認してください。公式の無料体験案内
体験は登録時から始まります。商品写真や価格のメモを準備してから始めると、試したい作業に時間を使えます。有料プランを選ばず期間が終わるとストアは一時停止し、すでにプランを選んで中止する場合は停止・解約操作が必要です。無料体験の扱い
編集部が勧める確認は3つです。商品を1つ登録する、配送と決済の設定条件を読む、担当者に必要な操作を洗い出す。この順で試すと「凝った見た目にしたが、実務に必要な費用が未確認」という状態を避けやすくなります。
商品説明の作成はShopify Magicの使い方、接客の準備はShopify Inboxのガイドで手順を確認できます。この記事では、実際にその機能が必要か、追加費用や担当者が必要かという判断に使ってください。
よくある質問:Growに上げるのはいつ?
ひとりでの準備段階から、必要な理由なく上位プランへ上げる必要はありません。 Growはスタッフアカウントを5つ使えるため、複数担当者の運営を考える際の候補になります。Growの公式機能
年払いなら、その後の請求はありませんか?
ありませんとは言えません。年払いしたのはプランの契約費用で、アプリや使用量による料金は別に確認します。請求の種類
無料アプリを使えば、お店も無料ですか?
Shopify本体の契約とは別です。たとえばInboxの無料という表示を、オンラインストア全体の維持費が無料という意味には読み替えません。
入金が売上より少ないとき、何を見ますか?
決済費用などを確認します。2026年8月22日の公式更新では、Shopify Paymentsの残高・手数料・入金をまとめて確認する活動レポートが案内されています。請求書と入金の両方を照合する際の参照先です。活動レポートの更新
次の一歩:3日間で確かめる項目を決めてから始める
まずは新しいストアの無料体験で、商品登録・決済条件・運営人数を確認しましょう。 申込みの前に、Basicで始める場合の月払い予算と年払いの初回資金をメモしておけば、割引の表示だけで選ばずに済みます。
公式の料金ページとヘルプ、直近3か月の公式更新一覧を2026年9月12日に確認しました。個別の申込特典、税を含む請求総額、選ぶアプリの合計はこの例では未確認です。自分の申込画面とアプリの条件で埋めてから、有料プランを確定してください。
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