商品・配送・返品の問い合わせを共通の受信箱に集め、担当者へ割り当てる説明イラスト

最初の目標は、1つの問い合わせに最後まで返信できること

Gorgiasの導入では、ストアと問い合わせ窓口をつなぎ、担当者が注文を確認して返信できるところから始めましょう。 初日に自動返信や振り分けを全部作る必要はありません。最初の完了条件を小さくすると、つまずいた場所を見分けやすくなります。

Gorgiasは、問い合わせをチケットという会話のまとまりで管理するヘルプデスクです。Shopifyを接続すると、注文履歴や配送情報をチケットの近くで確認できます。Shopify連携の公式説明

この記事は、これからGorgiasを使う日本の小規模ECチーム向けの初期導入ガイドです。2026年9月14日に公式資料を確認しました。下の架空ケースは編集部の準備・確認案で、導入実績や実測結果ではありません。

返信文をそろえる作業はマクロのガイド、問い合わせを分類する作業はタグとルールのガイドで扱います。ここでは、その前に必要な接続・権限・受信と送信の確認に絞ります。

デモの前に、対象ストアと試用条件を1枚にまとめる

申込み前に「どのストアの、どの窓口を、誰が見るか」を決めます。 会社全体の連絡先をいきなり全部つなぐより、対象を1つずつ確認する方が、受信漏れや二重返信の原因を追いやすくなります。

準備メモには、ストア名、問い合わせ用アドレス、メールサービス名、設定する人、返信する人、切り替える予定時間を書きます。複数店舗があるなら、似たストア名を取り違えないよう、管理画面で使う正式なストア識別情報も手元で確認します。パスワードはこのメモに書かず、本人が自分の認証方法で接続してください。

費用はHelpdeskとAI利用を分けて確認します。Shopify App StoreではStarterが月10米ドル・月50チケットからですが、これだけで必要なAI機能やすべてのメール接続方法が使えるとは限りません。公式アプリ掲載公式料金

無料体験は公式作成ガイドとアプリ掲載で期間の案内が異なるため、適用日数を一律に約束しません。今回の申込経路の期間、メール送信制限、試せる機能、終了後の料金をデモで確認します。アカウント作成と試用制限

自分の店のメールサービスと必要な操作が分かれば、「最安プランはいくらですか」だけでなく「この接続方法を使える構成はいくらですか」と質問できます。詳しい見積もりの考え方は料金ガイドを参照してください。

設定担当と返信担当の権限を分ける

連携を設定する権限と、お客さんへ返信する権限は別です。 最初から全員に管理者権限を渡すより、日々の仕事に必要な操作を確認して役割を選びます。

公式の役割表では、Observerは閲覧と内部メモができても顧客へ返信できません。Lite以上は返信でき、Basicというユーザー役割では注文返金などの連携操作も可能です。ここでのBasicはユーザー役割の名前で、料金プランのBasicとは別です。ユーザー権限

たとえば「設定は責任者、通常の返信は担当者、返品の例外は責任者へ相談」と分担します。自分の店で返金操作を担当しない人には、その操作をどこまで見せる必要があるかを確認しましょう。

招待した人がログインできたら、内部メモと顧客向け返信の違いを練習します。「返品の相談を責任者に確認中」と社内へ残すことと、その文章をお客さんへ送ることは違います。実際の顧客を相手にする前に、自分たちが管理するテスト用の会話で確かめます。

Shopifyを接続し、正しい注文が見えるか確かめる

Shopifyへの接続は、両方のサービスで必要な管理権限を持つ人が行います。 Gorgias側はOwnerまたはAdmin、Shopify側はストアのOwnerまたは管理者が対象と案内されています。

公式の経路は、GorgiasのSettingsからWorkspace → Store → Add new storeでShopifyを選ぶ流れです。Connect Shopifyからアプリ掲載へ進み、対象ストアと要求されるアクセス内容を確認して接続します。公式の接続手順

接続後の読み込みには時間がかかる場合があります。「まだ注文が見えない」だけで連携を重複作成せず、対象ストアと読み込み状況を確かめます。画面が資料と異なる場合も、似たボタンを推測して押し進めず、現在の公式案内と設定担当者で照合してください。

確認には、自分たちが管理するテスト顧客と注文を使います。顧客名だけで一致とせず、注文番号、商品、注文日なども見ます。同じ人が複数回購入したケースなら、「今回の質問が最新注文とは限らない」という確認もできます。

この段階の目標は情報の参照です。注文の取消・返金・住所変更が画面にあるとしても、使い方を確かめるためだけに実際の注文へ実行する必要はありません。

メールは契約に合う接続方法で、往復を確認する

メールは「受け取れた」だけで完了にせず、正しい差出人で返信が届くところまで見ます。 Gmailの直接連携と転送では前提が違うため、普段のメールサービスとプランに合った方法を選びます。

Gmail連携の公式ヘルプでは、対象はBasicまたはPro Helpdeskプラン、設定者はAdminとされています。AdvancedやEnterpriseは自動転送の案内です。Starterで同じGmail連携手順が使えるとは読み替えず、デモで確認してください。Gmail連携の対象と手順

試用中は、店が管理する別のメールアドレスから短いテスト問い合わせを送ります。件名を分かりやすくし、返信の到着、差出人名、署名、迷惑メールへの振り分けを確認します。お店の独自ドメインで送信する場合は、必要なドメイン認証も公式手順で行います。

旧受信箱も残している期間は、どちらで返信するかを担当者間で統一します。片方を見なくする前にテストを終え、切り替える時間を記録しましょう。転送元を誰も見ていない状態や、両方から同じ返事を送る状態を、運営手順で防ぎます。

3つの架空ケースで、担当交代まで試す

初期導入の確認表は、返信内容だけでなく、誰が次に動くかまで書きます。 次は編集部が提案するテストです。結果欄は実際に確認してから埋めてください。

チームが自分たちのテスト環境で試す確認案
架空ケース確認すること完了条件
テスト商品の配送について質問正しいストア・注文・送信元担当者の返信がテスト用アドレスへ届く
担当者が休みのときに質問未対応の会話を次の担当者が見つけられるか引き受ける人が決まり、二重返信しない
店のルールで判断できない返品相談内部メモと責任者への相談方法未確認の返金を約束せず、責任者へ渡せる

記録は「期待した動き/実際の動き/直す場所/確認した人」で十分です。つながらない場合は、Shopify連携、メール設定、権限、担当者の手順のどこが原因かを分けます。自動化を追加する前に、この基本動作を確かめましょう。

AIや自動振り分けは、基本の受信が安定してから

AIを使う場合も、人へ戻す窓口と費用の見方を先に決めます。 連携ができたことと、AIに注文操作を任せてよいことは同じではありません。

Gorgiasの課金ヘルプは、Helpdeskチケットと自動対応を区別しています。契約世代による説明もあるため、AIが返した会話、人へ渡した会話、追加料金の関係は自分の契約で確認します。課金の公式説明

最初は、送料など確認済みの案内を対象にするか、そもそも人だけで開始するかを決めます。返金の例外、商品の安全性、配送遅延の個別事情など、責任者が判断する相談は担当を明確にしておきます。

画面の見た目も変わります。2026年8月21日更新の公式ブログではチャットの再設計が紹介されていますが、見た目が新しいことを、自分のプランで必要機能が使える証拠にはしません。公式チャット更新

よくある質問と、デモで確認する最後の項目

デモには、自分の店の接続条件とテストケースを持ち込みましょう。 実際の顧客情報を共有しなくても、必要な操作と困っている流れは架空の例で伝えられます。

最初からすべての窓口を移す必要がありますか?

編集部の提案は、まず1窓口で往復と担当交代を確認することです。移行量や履歴の取り込みは別の作業として予定し、古い受信箱の未対応分を誰が終わらせるかも決めてください。

メールが届けば、導入完了ですか?

注文を取り違えず、正しい差出人で返信でき、担当不在時にも引き継げることまでを確認しましょう。画像や署名、スマートフォンで読む文章の見え方も、店側の確認項目に加えられます。

無料体験の日数は何日ですか?

今回は申込経路ごとの適用を確認する扱いです。公式資料の期間が一致していないため、デモで終了日と送信制限を確認し、試したい3ケースを期間内に終えられるよう準備します。

次は、Gorgiasのデモで「対象ストア/メール接続方法/必要権限/試用期間/料金」を確認してください。設定と返信を担当する人が同じ準備メモを見られる状態にしておくと、その後の導入へつなげやすくなります。

Gorgiasが自分のビジネスに合うか確認しようデモで相談無料体験も用意されています適用期間・対象機能はデモでご確認くださいGorgiasのデモを申し込む