
最初の1つは、メール登録だけのフォームで始める
Omnisendで登録の入口を作るなら、メールアドレスを受け付けるポップアップを1つに絞ると進めやすくなります。 ポップアップとは、お店を閲覧中の画面に重ねて表示する小さな登録フォームです。デザインを決める前に「誰に、何の案内を届けるための登録か」を決めておきましょう。
たとえば、季節ごとの焼き菓子を販売する店なら「新作と再販売のお知らせをメールで受け取る」という入口が考えられます。特典を付ける場合も、登録後にどこで受け取れるかを先に決めます。割引率の大きさだけで登録を促すと、その後のメールとのつながりを説明しにくくなるためです。
この記事はフォームの制作と表示条件に絞ります。登録後の配信本文はウェルカムメールの設定、送信元の準備はドメイン認証で扱います。公式料金、ヘルプ、Shopify App Storeの最新情報確認日は2026年10月3日です。
できることは、登録受付と見せる相手の調整
フォームの見た目だけでなく、表示するページや訪問者も設定できます。 Omnisendの登録フォームにはメール欄や説明文などを配置でき、登録が完了したあとのメッセージも編集できます。基本の作成入口は「Forms → Create form」からPopupのテンプレートを選ぶ流れです。公式の作成手順
最初に用意する文章は、見出し、登録するメリット、ボタン、完了メッセージの4つです。「登録する」だけでは何が起きるか伝わりにくい場合は、「新作のお知らせを受け取る」のように、お客様が得る案内をボタンにも反映します。写真を大きくするより、スマートフォンで入力欄と閉じる操作が見つかるかを優先しましょう。
9月24日の公式更新では、複数段階のフォームが最大4ステップへ拡張されています。好みなどを後の画面で尋ねたいときの選択肢ですが、最初からすべてを使う必要はありません。まずは今回届ける案内に必要な情報から始めます。公式更新情報
下書きの段階では、次の組み合わせを文章として書き出すと迷いにくくなります。
| 決めること | 小さな店での設定案 |
|---|---|
| 案内する内容 | 新作や再販売のお知らせ |
| 登録項目 | まずメールアドレスを中心にする |
| 表示先 | 案内の内容と関係するページ |
| 登録後 | 完了画面で次に届く案内を説明する |
これは設定を考えるための例です。すべての店で同じ内容にする必要はありません。商品を選ぶ途中のお客様に何を約束するかが決まれば、不要な入力項目も削りやすくなります。
無料プランは、フォームの先にある配信量まで見る
無料プランで始める場合も、集める連絡先と送信数を一緒に確認します。 公式料金のFreeは月額0米ドル、月500通・最大250人までが基準で、カード登録は不要と案内されています。Shopify App StoreでもFreeにポップアップと登録フォームが掲載されています。公式料金・公式アプリ掲載
登録者数だけを見て「まだ余裕がある」と判断せず、登録直後のメールと通常のお知らせが重なる月を想定しましょう。たとえば、自店で予定している配信を「初回のお礼」「新商品のお知らせ」「再販売の案内」に分ければ、どのメールを優先したいか整理できます。ここで必要なのは、売上を予想することより、送りたい内容を数えられる状態にすることです。
フォームを増やす前に、現在の連絡先数、月内に送る予定、契約画面の利用枠を確認します。有料プランを検討するときも、入口のデザインだけで選ばず、登録後の運用を含めて料金の見方と照らし合わせてください。
表示タイミングと対象ページは、分けて設定する
「いつ出すか」と「どこに出すか」を別々に決めるのが要点です。 公式のBehavior設定では、時間やスクロールなどの表示条件を複数選ぶと、いずれかを満たした時点で表示されるOR条件になります。「時間もスクロール量も両方満たすまで待つ」という意味ではありません。表示動作の公式説明
最初のフォームでは、表示のきっかけを1種類にして動きを把握しましょう。たとえば、商品説明を読む時間を確保したいなら時間条件から考えます。条件を一度に増やすと、想定より早く表示されたとき、どの条件が動いたのか切り分けにくくなります。
対象ページは別の設定です。公式のTargetingではURLや訪問者などの条件を調整できます。トップページだけに見せるつもりでドメイン全体を含む条件にすると、商品ページも対象になり得るので、実際のページURLと照らして確認します。ターゲティングの説明
運用上は、商品購入の操作を進めている場所と、情報を探している場所を分けて考えると整理できます。フォームが出るべきページを1つ、出ないはずのページを1つ選び、両方を見るだけでも設定の意図を確認しやすくなります。表示しない理由が分からないときは、まず条件を追加するのではなく、今の対象ページと端末の設定を見直しましょう。
登録完了までを、一人のお客様として確認する
プレビューで見た目を確認したら、実際の登録の流れも通します。 確認用のメールアドレスを用意し、入力、送信、完了画面、Omnisend側の連絡先の順に確かめます。店側の画面だけを見て終えず、お客様に何が表示されるかを同時に見るのがポイントです。
登録確認メールを使うダブルオプトインを選ぶ場合は、確認リンクを押すところまでを1つの流れとして扱います。公式説明では、その操作によって購読を確認します。完了画面には「メールを確認してください」のように次の動作が分かる案内を用意します。ダブルオプトインの公式手順
確認時のメモは、難しい設定表にする必要はありません。「スマートフォンで入力できた」「完了文の意味が通じた」「登録したアドレスが見つかった」「次のメールと案内が一致した」という短い項目で十分です。割引を案内する店なら、適用対象や期限がフォームとメールで食い違っていないかも見ます。
公開する前に他の登録フォームも確認しましょう。同じ画面で異なる特典が提示されると、お客様はどちらに登録すればよいか迷います。旧フォームが残っている場合は、どちらを使うか決めてから公開すると、問合せへの回答もそろえられます。
再表示と既存購読者の扱いで、見え方を整える
毎回出るフォームにしないため、再表示の間隔を確認します。 公式のFrequency設定は、閉じたあとに再び表示するまでの時間を調整するものです。セッション単位で「一訪問につき一度」を直接指定する仕組みとは異なります。表示頻度の公式説明
既存の連絡先に表示しない設定も、Shopifyにログインしているかだけで判断するものではありません。Omnisendの説明ではブラウザーのCookieが関係します。普段のブラウザーだけで確認せず、新しい訪問者として見る場合と、登録後の状態で見る場合を分けて確認すると意図に近い設定にできます。対象訪問者の公式説明
数字を決めたらすぐ増やし続けるのではなく、数日分の運用で寄せられる問い合わせも参考にしましょう。「閉じられない」「特典の受け取り先が分からない」といった声は、登録件数とは別に直せる具体的な課題です。見出し、表示条件、特典を同時に変更せず、一度に1つの点を調整すると変更の意図が残ります。
よくある質問と、最初に作るフォーム
最初のゴールは、登録の入口を1つ使える状態にすることです。 商品紹介、再入荷、新作案内のどれを届けたいかを決めたうえで、Omnisendの無料プランから作成を始めましょう。
フォームを作れば、ウェルカムメールも完成しますか?
フォームと配信内容は分けて確認します。フォームで約束した案内を、登録後のメールが実際に届けるようにそろえます。具体的な配信設定はウェルカムメールの記事にまとめています。
スマートフォンとパソコンで、同じ見せ方にすべきですか?
画面幅と買い物のしやすさから判断しましょう。最初は入力欄、閉じる操作、完了画面を両方の端末で確かめ、必要な違いが見えたら調整します。
いきなり電話番号も集めたほうがよいですか?
まず今回届ける案内に必要な項目を選びます。メールの入口を作る段階では、メール登録の説明と完了までの流れを整えると、次の配信準備につなげやすくなります。


