
カテゴリを見た人には、カテゴリへ戻る案内を
OmnisendのBrowse Abandonmentは、トップページやカテゴリ、特集ページを見て離れた人へのメールに向く機能です。 商品をカートに入れた人へのカゴ落ちメールとは、声をかける場面が異なります。
たとえば、お茶のショップで「贈り物」の一覧だけを見た人なら、まだ商品を絞っていないかもしれません。「カートの商品をお忘れです」と伝えるより、贈る相手や予算から選べる一覧に戻れるほうが自然です。最初のメールでは、購入を急かすより選び直す入口を作りましょう。
この記事では、2026年10月4日に確認した公式情報をもとに、Shopifyでカテゴリ閲覧後の案内を一つ作る手順を整理します。カートに入れた後の設定はカゴ落ちメールのガイドで扱っています。
商品閲覧とカゴ落ちは別の配信に分ける
「閲覧した」という言葉だけで対象を決めず、最後に何をした人なのかを分けましょう。 OmnisendではBrowse Abandonment、Product Abandonment、Abandoned Cartが別の段階を扱います。公式の離脱メール整理
- カテゴリやトップを見た段階:Browse Abandonmentで、特集や選び方を案内する。
- 特定の商品を見た段階:Product Abandonmentで、その商品を検討する人への案内を考える。
- カートに商品を入れた段階:Abandoned Cartで、買い物を続ける導線を確認する。
Browse Abandonment自体には、閲覧した商品の名称・画像・価格や、元のページに戻る専用URLをメールへ自動挿入する情報がありません。商品ごとの案内を作りたいのに、カテゴリ用のメールを選ばないことが大切です。Browse Abandonmentの公式説明
同じお茶のショップでも、カテゴリを見た人には「贈り物を選ぶ」、特定の茶葉を見た人にはその茶葉の特徴、カートに入れた人には購入手続きへの入口、と役割を分けられます。この段階では文章を増やすより、メール一通の行き先を決めると作業が進みます。
無料プランで始める前に、配信量と識別条件を確認
料金と「送れる相手」は別に確認します。 Omnisendには月500通・最大250人までの無料プランがあり、自動配信も利用できます。送信枠は、この閲覧後メールだけの専用枠ではありません。ウェルカムメールや通常のお知らせを含めた月の合計で見積もりましょう。公式料金・Shopify App Store、2026年10月4日確認。
たとえば、毎月のニュースレターに加えて閲覧後メールを始めるなら、まず配信予定の一覧を書き出します。複数通のシナリオにする前に、一通の案内でリンクが押されるかを見られる設計にすると、必要な送信量も読みやすくなります。有料プランの検討は料金の見方と合わせて進めてください。
また、連絡先リストにメールアドレスがあるだけで、すべての閲覧が結び付くわけではありません。Omnisendがブラウザ上の訪問者を識別できることが前提です。メール内リンクのクリックやフォームへの入力など、連絡先と閲覧を結び付ける接点を確認します。公式の追跡説明
設定の動作確認には、送信先を管理できる自店のテスト用連絡先を用意すると整理しやすくなります。名簿にいること、同じブラウザで閲覧していること、配信対象として扱う状態であることを分けて見るのがポイントです。登録フォームを先に整える場合はポップアップの設定も参考にしてください。
最初の設定は、一つのカテゴリと一通のメール
最初から全ページを対象にせず、案内の目的が明確なカテゴリに絞るのがおすすめです。 どのページを見た人に、どこへ戻ってほしいかが一致すれば、本文も短く作れます。
- AutomationからCreate workflowを開き、Browse Abandonmentを選びます。
- Viewed pageのトリガーで対象URLを指定します。完全一致にするか、カテゴリのURLに含まれる語で絞るかを決めます。
- メールのリンク先を、そのカテゴリや特集のURLに設定します。
- 件名・本文・ボタンを一つの用事にそろえます。
- 次の節の終了条件と重複防止を確認してから有効化します。
公式ヘルプは、Product Abandonmentを併用する場合に、Browse側で商品ページのURLを対象にしないよう案内しています。カテゴリならカテゴリ、商品なら商品と担当を決めておきましょう。公式設定手順
お茶の贈り物の例なら、件名案は「贈る相手に合うお茶を探しませんか」。本文では、香りや内容量を比べられることを短く伝え、ボタンを「贈り物のお茶を見る」にします。これは編集部の文面例です。実際のショップで扱っていない選び方や条件は入れず、リンク先にある内容だけを約束してください。
終了条件と重複防止は、メール本文より先に確認
買い物が進んだ人を、前の段階のメールに残さないことが大切です。 Omnisendに全配信の優先順位を一括で自動決定する設定があるわけではなく、終了条件とSkip Contactsを組み合わせます。
Browse側では、商品閲覧、カート追加、購入手続きの開始、注文といった、次の行動に合わせて終了条件を整理します。Skip Contactsは別の配信に参加中、または最近参加した人を除外する設定です。同じ配信に再び入る頻度を制限するFrequencyとは役割が違います。複数配信を整理する公式ガイド
最初に、すでに動いているカゴ落ち・購入手続き離脱のメールを一覧にします。そのうえで「このメールを受け取る人には、どの案内を重ねないか」を決めましょう。件名が違うから重複ではない、と考えると、同じ買い物について何度も催促する設計になってしまいます。
配信を追加した後は、カテゴリだけ見て離れる場合と、そのまま商品をカートに入れる場合を分けて確認します。前者ではカテゴリの案内、後者では購入段階に合う案内が予定されるかを、連絡先の動きから確かめると原因を追いやすくなります。
よくある疑問と、有効化する前の確認
届かない場合は、文章を書き直すより対象条件から確認しましょう。 連絡先を識別できているか、対象URLに合っているか、別の配信による除外や再参加の制限に当たっていないかを順に見ます。
カテゴリを見た全員に送れますか?
いいえ。匿名の訪問を、連絡先名簿にいる人の閲覧だと自動的に決めつけることはできません。テスト用の連絡先で識別の接点を作り、対象のブラウザで同じ手順をたどって確認してください。
閲覧商品をそのままメールに載せられますか?
今回のBrowse Abandonmentで扱うのはカテゴリなどの閲覧です。商品情報を使った案内を作りたいなら、Product Abandonmentの設定を確認します。手動で商品を選んで載せる場合も、「あなたが見た商品」と断定しない文面にしましょう。
最初から割引を付けたほうがよいですか?
まず、リンク先の選びやすさで再訪する理由を作ってみましょう。サイズの選び方や贈り物の選択肢など、買う前の疑問に答える案内も候補です。割引を使う場合は、メールとショップ上の利用条件をそろえます。
有効化前に、スマートフォンで本文とボタンが読めること、リンクが目的のカテゴリへ進むこと、注文後に不要な案内が残らないことを確認します。配信後はクリックや解除の状況を見て、一度に全部変えず、件名かリンク先など一つずつ改善すると判断しやすくなります。
Omnisendの無料プランで、まずは一つのカテゴリに戻るメールから設定してみましょう。


