プラン料金の上に前払いのSMSクレジットを積む費用の2階建てと、同意取得からカゴ落ちSMSまでの手順を表した説明イラスト

Omnisend SMSは、現行ProプランにSMSクレジットを別途買い足して使う仕組み

結論から言うと、OmnisendのSMSは「プラン料金とは別に、SMSクレジットを前払いで買って使う」仕組みです。公式ヘルプ(2026年10月26日確認)では、SMSクレジットは従量課金で1クレジット=1米ドル、現行のProはSMSクレジットを含まず、現行のFreeとStandardではSMSを使えないと説明されています。

  • 費用は「プラン料金+SMSクレジット代」の2階建てで、送信先の国と量で単価が変わる
  • 日本宛の送信者名(英数字)は、送信者名のヘルプで「対応」と載っている。日本宛の単価は、公式資料に載っていない
  • 同意はシングルオプトインのみ。フォーム・チェックアウト・Text to Joinなどで取得し、記録を残す

本稿は、2026年10月26日にOmnisendの公式料金ページとヘルプセンターの該当記事を確認した内容に基づきます。プラン全体の料金はOmnisendの料金の記事、メール側のカゴ落ち設定はカゴ落ちメールの記事にまとめています。ここではSMSに絞ります。

プラン別のSMSの可否:ヘルプと料金ページFAQの表記が揃っていない点に注意

SMSを使えるのは現行のPro以上、というのがヘルプの説明です。 一方、料金ページのFAQにはFreeでもSMSを使えるという趣旨の記載と、Proにボーナスクレジットが付くという記載があり、2026年10月26日時点ではヘルプと一致していませんでした。

Omnisendのプラン料金とSMSの扱い(2026年10月26日確認、料金はUSD)
プラン料金(月払い)メール・連絡先SMS(ヘルプの説明)
Free$0メール500通、連絡先250使えない(料金ページFAQは「使える」と記載)
Standard$11.20メール6,000通/月、連絡先500使えない
Pro$41.30メール無制限、連絡先2,500SMSクレジットを追加して利用(クレジットは含まれない)
Custom見積りアクティブプロファイル15万超見積り時に確認

出典:Omnisend 料金ページ、ヘルプ:SMS channel(いずれも2026年10月26日確認)。StandardとProには、初回3か月の割引表示があります。

ここでお勧めしたい行動は、申込み前に料金ページで、自店が選ぶプランのSMS条件を画面で確認することです。料金ページのFAQとヘルプのどちらが自店の契約に当てはまるかは、プラン選択画面とSMSの購入画面(後述)で確かめられます。SMSが不要なら、メールだけでStandardから始める選択もあります。

なお、2026年5月4日より前にSMSクレジットのサブスクリプションを持っていた利用者は、旧価格のまま継続できるとヘルプにあります。新規で検討する場合は、現行条件を基準にしてください。

料金の仕組み:SMSクレジットは前払いで、単価は国と量で変わる

1クレジットは1米ドルです。 クレジットを買って、送信のたびに消費する流れです。

  • 購入場所:Store settings → Pricing and usage → SMS → Add credits。サブスクリプション(定期購入)の段階か、単発購入を選べる
  • Proでの追加購入額:料金ページでは、Global SMS creditsとして$10〜$30,000の範囲で選び、初期値は$50/月と表示される。これは選択値で、プラン料金ではない
  • 米国宛の単価(料金ページ記載):$10〜49.99で$0.009、$50〜999.99で$0.0085、$1,000〜9,999.99で$0.008、$10,000以上で$0.007。「starting at $0.007/SMS」は、この米国の大量送信向けの表示
  • MMS(画像つきメッセージ)は米国・カナダ宛のみ。テキストSMSは全世界

日本宛の単価は、公式資料に載っていません。国別の単価ページ(SMS prices)は2026年10月26日時点でPro専用の表示で、日本は対応国に含まれていますが、日本宛の金額は表示されません。見積りの前に、Proのアカウントで日本宛の単価を画面で確認するのが確実です。

費用の見積りの考え方

米国宛の最小帯($10〜49.99で$0.009)を例にとると、$10分のクレジットで約1,100通の計算になります(10÷0.009)。これは米国宛の例で、日本宛にそのまま当てはまる数字ではありません。自店の見積りは、日本宛の単価を確認したうえで「月の送信予定通数×単価」で出し、Proのプラン料金に足します。

日本への送信:送信者名は「対応」、確認が必要な点は設定画面で見る

日本は、送信者名(Alphanumeric Sender ID)の国別表で「Supported」と載っています。 備考はなく、事前の登録が必要な国の一覧にも載っていませんでした(送信者名のヘルプ、2026年10月26日確認)。

送信者名のルールは次のとおりです。

  • 3〜11文字、英数字のみ。数字だけの名前は不可。絵文字・記号も不可
  • 設定場所は Store settings → SMS → Sender's name。ストア全体で1つで、キャンペーンごとの変更はできない
  • 受信者はこの送信者名に返信できない

あわせて、次の点はヘルプの記載だけでは判断できません。申込み後、設定画面で確認する項目として整理しておきます。

  • 日本が「既定でSMS送信オフ」の国かどうか。高リスク国は既定で送信がオフになっており、Store settings → SMS →「SMS sending by country」で有効にする。日本がこの対象かは、アカウントの設定画面で確認する
  • 日本語メッセージが何通分(セグメント)として数えられるか。通数はプレビューや少数のテスト送信で見る
  • 日本の携帯キャリアの規制や、日本の法令に沿った文面。公式ヘルプには記載がありません。法令の解釈は断定せず、必要なら専門家や所管の案内で確認する

米国・カナダ宛はトールフリー番号の認証が必須で、通常は約5営業日、最長2週間かかり、承認前は送れません。他の国では不要とヘルプにあります。

同意(オプトイン)の取得:SMSはシングルオプトインのみ、記録を残す

SMSの購読は、1回の同意で成立するシングルオプトインです。 ダブルオプトインはメールのみで選べます(SMSオプトイン方法のヘルプ、2026年10月26日確認)。

取得の方法は次の6つです。

OmnisendでSMSの同意を取る方法(2026年10月26日確認)
方法概要
サインアップフォーム電話番号欄とSMSオプトインの欄を置く。米加向けにはTCPA(米国の通信規制)の法的文言ブロックがある
設定ページ・ランディングページ購読設定ページ(Preference center)やランディングページでSMSの購読を選んでもらう
Text to Join既定のキーワードはJOIN/SUBSCRIBE/START。Store settings → SMSでトールフリー番号を生成する
ShopifyチェックアウトShopifyの Checkout settings で Marketing consent のSMSマーケティング欄を有効にする。オプトインした番号は購読状態として同期される
WooCommerceチェックアウトチェックアウトにSMS同意の欄を置く。WooCommerceとBigCommerceの電話番号は、既定では未購読として同期される
CSVインポート「Import phone numbers as subscribed to SMS channel」を選ぶ。文書化された同意がある連絡先に限る

運用の要点は3つです。

  • チェックボックスは初期未チェックにする(WooCommerceのチェックアウトのみ例外とヘルプにある)
  • 米国・カナダ向けにはSMS専用のチェックボックスを別に立てる。欧州(GDPR)向けはメールとSMSの兼用1個でよいとヘルプにある
  • 同意の日時・取得元・方法を、カスタムプロパティに保存する。後から「いつ、どこで同意したか」を示せる状態にしておくため

米国・カナダ向けの文言には、事業者名、メッセージの種類、購入条件ではない旨、頻度、「Msg & data rates may apply」、STOP/HELP、プライバシーポリシーと規約へのリンクが要件として挙げられています。日本向けの法的な要件は公式ヘルプに記載がないため、日本の顧客に送る文面や同意の取り方は、日本の法令に沿って自店で確認してください。

カゴ落ちの自動化にSMSを足す手順

既存のカゴ落ちのワークフローに、SMSのブロックを1つ足すだけで始められます。 前提を満たしてから、次の7手順で設定します(自動化にSMSを追加するヘルプ、2026年10月26日確認)。

前提:

  • 電話番号が国際形式(日本なら+81…)で入っている
  • SMSのオプトインの記録がある
  • 送信者の設定が済んでいる(米加宛はトールフリー認証)
  • 現行ProでSMSクレジットを購入している。クレジットがなくてもワークフローの作成はできますが、送信前に購入が必要です

手順:

  1. カゴ落ちのトリガーの後に、SMSブロックを追加する。メールとの間に遅延(例:1時間)を挟むのが一般的
  2. 本文を書く。内容が空だと警告が出る。送信者名はStore settingsの値が使われる。米加宛では、番号表示になるため冒頭にブランド名を入れる
  3. パーソナライズタグや割引コードを入れる。割引コードはShopify、BigCommerce、WooCommerceのみ。画像(MMS)は米加宛のみ
  4. オプトアウトの文言を入れる。米国は「Reply STOP to opt out」、米国以外は配信停止リンク
  5. プレビューで確認する(US/CAと、それ以外のタブがある)
  6. 「Pass non-opted-in contact to next workflow step」を有効にする。電話番号なし・未オプトイン・クレジット切れの人がそこで止まらないための設定で、メールと併用する場合は必須
  7. Updateをクリックして反映する

カゴ落ち固有の設定として、次の2点があります。

  • 「Automatically shorten links」を有効にする。クリックを計測できる
  • 割引は、チャネルごとにコードを発行する(再利用の設定もある)

動作確認は、遅延を即時にして、テスト用にカートを放棄する方法がヘルプに載っています。確認後は、遅延を本来の時間に戻してください。メールの文面や配信タイミングの考え方はカゴ落ちメールの記事にあります。

申込み前に確認する項目:SMSの前に、メールの土台と同意の入口を整える

SMSは送信ごとに費用がかかるため、同意を取る入口が先に必要です。フォームで電話番号を集める設計は、サインアップポップアップの記事の流れにSMSの欄を足すと組み立てやすくなります。

申込み前の確認項目を順番にまとめます。

  • 料金ページで、自店のプランのSMS条件を確認する(ヘルプとFAQの表記の差を、画面で確かめる)
  • Proのアカウントで、日本宛の単価と、日本が既定オフの国かどうかを確認する
  • 日本語メッセージの通数の数え方を、プレビューや少数のテストで見る
  • 同意の取得方法と文言を決め、記録の保存先を決める

Omnisendを無料プランで試す

よくある質問

OmnisendのSMSは無料で使えますか? ヘルプでは、現行のFreeとStandardでは使えず、Proで別途クレジットを買って使うと説明されています。料金ページのFAQにはFreeでも使える趣旨の記載もあるため、申込み前に自店のプランの画面で確かめてください。

1通いくらですか? 1クレジットが1米ドルで、単価は国と購入量で変わります。料金ページの米国宛は$0.007〜$0.009です。日本宛の単価は、公式資料に載っていません。

日本の顧客にSMSを送れますか? 送信者名の国別表で、日本は英数字の送信者名に「対応」と載っています。日本が既定でSMS送信オフの国かどうかは、Store settings → SMS →「SMS sending by country」で確認します。

日本語で送れますか? 日本語メッセージの通数は、公式ヘルプに数え方の記載がありません。プレビューで通数を見てから本番に進みましょう。

同意はダブルオプトインにできますか? SMSはシングルオプトインのみです。ダブルオプトインはメールのみで選べます。

SMS専用の番号は必要ですか? 米国・カナダ宛にはトールフリー番号の認証が必要です。他の国では不要とヘルプにあります。

次の一歩は、Proの画面でSMS条件と日本宛の単価を確かめること

SMSは、メールの自動化にブロックを足す形で始められます。まず料金ページで自店のプランのSMS条件を確認し、アカウントを作ったあとは、Store settings → Pricing and usage → SMSで購入条件を確認してください。日本宛の単価と送信設定が見えた時点で、月の送信通数から費用を計算できます。

料金の出典 · 2026-09-06

確認した公式資料(2026年10月26日確認)