Zipchatは、お店の質問にAIが答えるサービス

「送料はいくらですか?」「この商品のサイズを教えてください」

ネットショップを運営していると、同じ質問に何度も答えることがありますよね。接客中や営業時間外には、すぐに返信できないこともあると思います。

Zipchatは、こうしたお客さんからの質問に、AIがチャットで答えるサービスです。 チャットとは、画面上でメッセージをやり取りすること。Zipchatは、お店の商品情報や配送ルールなどをもとに、買い物中のお客さんを案内します。公式のサービス紹介

イメージとしては、ネットショップに「質問できる案内係」を置くようなものです。Shopifyはネットショップを作って運営するためのサービスで、Zipchatはそこに追加できるアプリとして提供されています。Shopifyのアプリ紹介

この記事では、まず使い道を知りたい方に向けて、できること・料金・試し方を順番に紹介します。公式情報を調べてまとめた記事で、編集部が実際のお店で使った体験レビューではありません。

どんな場面で役に立つの?

まずは、お店でよくある3つの場面を見てみましょう。以下は使い道を説明するための例で、実際のチャット記録ではありません。

お店でよくある質問と、用意しておきたい情報
お客さんの質問例Zipchatに手伝ってもらうことお店が用意しておきたい情報
「このバッグにノートパソコンは入りますか?」商品の寸法や説明をもとに案内するバッグの内寸、対応サイズ
「どちらの商品を選べばいいですか?」希望を聞いて、商品の違いや候補を紹介する素材、用途、商品の特徴
「送料はいくらですか?」配送ルールを案内する地域別の送料、送料無料の条件

公式では、商品についての質問への回答や、おすすめ商品の紹介が案内されています。商品を探すお客さんの相談相手としても使える仕組みです。Shopifyの機能紹介

お店の情報を、どうやって覚えるの?

Zipchatは、商品ページや配送・返品の案内などを読み込んで、回答に使います。設定で見かける「ナレッジベース」は、AIが参照する、お店の情報を集めた場所と考えると分かりやすいです。公式の仕組み

だからこそ、元になる説明を整えることが大切です。たとえば「送料無料」とだけ書くより、「税込○円以上のお買い物で送料無料。ただし一部地域を除く」のように、条件が分かる案内を用意しましょう。

スタッフが対応した方がよい相談もある

返品の例外や苦情など、事情を聞いて判断したい相談もあります。公式では、スタッフへの引き継ぎや、スタッフが会話を引き取る方法も案内されています。公式の引き継ぎ説明

最初からすべてをAIに任せる必要はありません。「よくある質問はAI、個別の判断はスタッフ」と決めておくと、試しやすくなります。

日本語でも使える?

お客さんへの日本語の回答には対応しています。 公式の多言語対応ページでも、日本語が案内されています。公式の対応言語

ただし、ここは2つに分けて考えましょう。

  • お客さんが使うチャット: 日本語での対応が案内されています。
  • お店側が使う設定画面: Shopifyの掲載では言語は英語で、日本語には翻訳されていないとされています。

英語の設定画面に不安がある方は、申し込み前に画面の見本やサポートの対応言語を確認しておくと安心です。Shopifyの言語欄

日本語に対応していても、お店らしい言い回しになるかは試してみたいところ。「明後日までに届きますか?」など、普段届く質問を入力して、分からないことまで言い切っていないかも見てみましょう。試す質問の例は日本語対応ガイドで紹介しています。

料金はいくら?まずは「AIの返信数」を見よう

公式サイトの月払いは、Starterの月額49米ドル・AI返信500回からです。代表的な4プランを下にまとめています。別途、利用規模に応じた見積もりプランもあります。公式料金

Zipchat — 料金
プラン月額(USD)月間AI返信数
Starter$49500
Growth$1291,500
Pro$2493,000
Scale$4996,000

料金の出典 · 2026-09-05

料金を読むときに覚えておきたいのは、「お客さん1人」ではなく「AIが送った返信1回」で数えることです。

たとえば、1人のお客さんとのやり取りでAIが4回返事をしたら、4返信。月に100件の相談があり、それぞれ4返信なら400返信になります。これは仕組みを理解するための計算例で、実際の平均回数ではありません。

公式では追加250返信が49米ドルと案内されています。円での支払額は為替などでも変わるため、予算は月額と追加分を合わせて考えましょう。返信の数え方と追加料金

無料で試せる?

公式サイトには7日間の無料体験、Shopifyのアプリ掲載には無料プランの案内があります。無料体験と無料プランは別なので、申し込み画面でどちらを選んでいるか確認してください。公式料金Shopifyのプラン一覧

体験を始めるときは、終了日もメモしておきましょう。規約では、期限までに解約しない場合は課金されると案内されています。また、料金ページの返金案内と規約には表現の違いがあり、規約では年払いは対象外、返金は原則として今後の利用に使うストアクレジットとされています。現金で戻るとは限らないので、気になる点は契約前に確認しましょう。利用規約3.2・3.3

プランを選ぶ段階になったら、料金ガイドも参考にしてください。

公式サイトで確認する

自分のお店にも必要かな?

判断の出発点は、「AIを使いたい」よりも「どの作業を手伝ってほしいか」です。たとえば、次のような困りごとがあれば、試す目的がはっきりします。

  • 商品や送料について、同じ説明を何度もしている。
  • 営業時間外の質問にも、基本的な案内を届けたい。
  • 商品選びの相談に、もっと対応できるようにしたい。

反対に、問い合わせがまだ少ないなら、まず商品ページや「よくある質問」を充実させる方法もあります。ツールを増やす前に、今ある案内で解決できるかを見てみましょう。

導入した後には、AIの回答を見直す時間も必要です。費用だけでなく、その時間を用意できるかも考えておくと、無理なく始められます。

始めるなら、よくある質問を5つ集めてみよう

最初から難しいテスト表を作らなくても大丈夫です。まずは、お店によく届く質問を5つほど書き出してみましょう。この数は、準備を始めやすくするための編集部の提案です。

  1. 質問を集める。 商品、送料、返品など、よく聞かれるものを選びます。お客さんの名前や連絡先は取り除いておきます。
  2. お店としての答えを用意する。 参考になる商品ページや案内が、今の内容になっているか確認します。
  3. 公開前のチャットで試す。 答えが合っているか、言葉が自然か、分からない質問をスタッフにつなげられるかを見ます。

公式の導入記事では、アプリの追加、お店の情報の読み込み、見た目や動作の調整、公開前の確認という流れが紹介されています。試すときは、お客さんに見せる前の確認まで時間を取っておきましょう。英語の公式導入ガイド

この5問は、あくまで最初のお試しです。公開前には、例外的な返品や配送日を約束できないケースなども追加します。間違いがあったら元の説明や設定を直し、もう一度聞いてみましょう。

具体的な準備や操作の流れは、Zipchatの使い方ガイドで確認できます。

よくある疑問

AIを置けば、スタッフの返信は不要になりますか?

個別の事情を聞いたり、お店として判断したりする場面は残ります。最初は、繰り返し届く質問の一部を手伝ってもらうつもりで考えてみてください。

英語圏で人気なら、日本のお店でもうまく使えますか?

海外での評判だけでは、日本語の自然さや自分のお店との相性までは分かりません。この記事では、英語圏での普及率や売上への効果は確認していません。自分のお店に届く質問で試すことが、判断の近道です。

売上は上がりますか?

商品選びを手伝う機能はありますが、導入すれば必ず売上が上がるとはいえません。まずは「お客さんの疑問に答えられたか」「返信の手間が減ったか」を見てみましょう。

ほかのツールとも比べたいです

すでにShopifyを使っているなら、Shopify Inboxとの比較も参考になります。機能の多さだけでなく、普段の問い合わせに合うかを見ながら選びましょう。

まずは「任せたい質問」があるか考えてみよう

Zipchatは、ネットショップでの質問への回答や商品選びを手伝うAI接客サービスです。日本語での回答に対応する一方、お店側の設定言語や、返信数に応じた費用は確認しておきたいポイントです。

気になったら、まずは「この質問への返信を手伝ってほしい」というものを集めてみてください。それがあると、体験期間に何を試せばよいかが見えてきます。

公式サイトで確認する

調査の進め方や記事の考え方は、編集方針にまとめています。

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