SNSのメッセージとサイトのチャットを1つのAIが受け、24時間の期限内に返信し、注文の変更は担当者へ引き継ぐ流れの説明イラスト

Instagram DMの自動返信は、Zipchatなら同じAIでほかのチャネルとまとめて運用できる

結論から言うと、ShopifyストアのInstagram DM自動返信にZipchatを使うメリットは、DM専用のツールを足すのではなく、サイトのチャット、WhatsApp、Messengerと同じAIの設定で動かせる点です。公式の料金ページでは、4プランすべてが同じチャネル(チャットウィジェット、メール、WhatsApp、Instagram、Messenger)を含むと案内されています。チャネルを理由にプランを上げる必要はなく、選ぶ基準は月の返信数です。

向いているのは、Instagramのプロフェッショナルアカウントを持ち、DMで「在庫は?」「送料は?」「注文はどうなった?」といった同じ質問が繰り返し届くストアです。逆に、DMで一斉配信やステップ配信のようなマーケティングをしたい場合は、後述の制限を先に読んでください。

この記事は、2026年10月26日にZipchat公式サイト、Instagramチャネルのページ、料金ページ、Shopify連携ページ、ドキュメント、Shopify App Storeの掲載を確認して書いています(出典は末尾に一覧しています)。

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ZipchatがInstagramで案内している機能

Instagramチャネルの公式ページ(2026年10月26日確認)が案内している機能は、次のとおりです。

Zipchat公式が案内するInstagramの対応範囲
場面公式の案内
DMの入口Click-to-DM広告、ストーリーへの返信・メンション、プロフィールからのDM
メッセージの種類テキストに加え、画像と音声メッセージ(音声は文字起こしして対応)
接客カタログからの商品提案、クイックリプライ
注文の問い合わせShopifyの注文情報を読み取って案内(キャンセル・返金・変更は不可)
コメント自店の投稿へのコメントへの公開返信、いいね、非表示。コメントからDMへつなぐ自動化。DMとは別のスイッチで操作

注文の問い合わせは「読み取りのみ」で、DMの中でキャンセルや返金までは行えません。そうした依頼は、人に引き継ぐ運用にします。引き継ぎの考え方はZipchatの人への引き継ぎの記事にまとめています。

対応チャネルは何か:Instagram、WhatsApp、Messenger

公式サイトとShopify App Storeの掲載が挙げているチャネルは、サイト上のチャット、メール、WhatsApp、Instagram、Messengerです。音声AI(Voice AI)は公式サイトで「Coming soon」とされています。

LINE、SMS、TikTokのDMについては、公式ページに対応の記載がありません。この記事では「公式に記載のあるチャネルは上記」という範囲で書き、対応の有無は断定しません。LINEでの接客が必須の場合は、申し込み前に公式へ問い合わせて確認するのが確実です。

ドキュメントの「Channels」ページ(2026年10月26日確認)にあるのは、チャットバブル(テーマの「アプリの埋め込み」で「Zipchat Bubble」を有効化)、WhatsApp(接続・解除と接続番号の表示)、単独のチャットURL、iframeでの埋め込みの4つです。このページにはInstagramとMessengerの手順が載っていないため、Instagramの手順は次の節で扱うチャネルページの案内に従います。

設定の流れ:公式が案内する5ステップ

公式のInstagramチャネルページによると、設定の流れは次の5つです。公式は「30分未満」と記載していますが、これは提供元の申告です。自店の環境で実際にかかる時間は、準備の状況によって変わります。

  1. ダッシュボードからInstagramを接続する
  2. Shopifyストアを接続する
  3. DMとコメントの対応をオンにする
  4. 口調と、人への引き継ぎルールを設定する
  5. 公開する

接続の前に必要な条件

接続には、次の準備が必要です(公式のInstagramチャネルページ)。

  • Instagramのプロフェッショナルアカウントを、Facebookページにリンクしておく
  • Instagram側で「接続ツールへのメッセージアクセス」を許可する
  • Zipchatにストアを接続しておく

要件はプロフェッショナルアカウントなので、先にアカウントの種類を確認しましょう。

公開前に、下書きモードで試す

Zipchatには、公開前に回答を確認するためのDraft Modeがあります。ただし公式は、Instagramでの対象はDMのみとしています。コメント返信の確認には使えない前提で、コメントの自動返信は口調と対象を絞ってから有効にするのが安全です。

回答の材料になる商品情報や送料などの資料は、あらかじめ学習させておく必要があります。取り込める資料の種類はZipchatの学習資料の記事で、全体の使い始めの順番はZipchatの使い方で整理しています。

Metaの24時間ルールなど、設定前に知っておきたい制限

Instagram DMにはZipchatではなくMeta側の仕組みに由来する制限があり、公式のInstagramチャネルページもそれを前提に案内しています。

公式が挙げるInstagramチャネルの制限
制限内容と運用上の見方
24時間ウィンドウMetaのルールにより、お客さまの最後のメッセージから24時間の枠の中で返信する。フォローアップは最後のメッセージの1〜23時間後
配信系の機能Instagramでは、フォローアップのシーケンス、配信後のメッセージ、ブロードキャストは使えない
ストーリーストーリーは約24時間で消えるため、返信するときに元の投稿が見られない場合がある
コメントの対象他のアカウントの投稿へのコメントは対象外
Draft ModeInstagramでの下書き確認はDMのみ
コメントへの非公開返信1つのコメントに対して、7日以内に1回

運用に一番効くのは24時間ウィンドウです。お客さまが夜に質問し、AIが答えられず、スタッフが翌々日に気づいたとき、その時点では自由に返信できない可能性があります。そのため、AIが答えられなかった会話を早めにスタッフへ通知する設定が大事になります。

「再来店を促す」「新商品をDMで知らせる」といった自店からの送信は、前述のとおりInstagramではブロードキャストが使えません。DMは、お客さまからの問い合わせに答える窓口として設計しましょう。

料金の見方:チャネルではなく、返信数で選ぶ

プランの違いは、チャネルではなくAI返信の月間数や学習できるページ数、AIエージェントの数にあります。月額はShopify App Storeの掲載表記で、年払いの金額はZipchat公式の料金ページと一致しています(いずれも2026年10月26日確認、USD)。

Zipchatの主なプランとAI返信数
プラン月額(月払い)年払いの年額AI返信(月)
Starter$80$768750
Pro$300$2,8803,000
Scale$600$5,7606,000

7日間の無料トライアルがあり、公式の料金ページは30日間の返金保証も案内しています。追加の返信は、250返信ごとに$49のパックを購入する形です。Zipchat公式の料金ページにはScale Plus(14,000返信)などの上位プランもあり、Shopify App Storeの掲載にはFreeプラン(AI返信120/月)の記載があります。掲載ごとに見え方が違うため、申し込み時は画面の表示を基準にしてください。

見積もりのときは、InstagramのDMだけでなく、サイトのチャットやWhatsAppへの問い合わせも同じ返信数を使う前提で数えましょう。プラン全体の比較はZipchatの料金の記事にあります。

Zipchat — 料金
プラン月額(USD)月間AI返信数
Starter$80750
Pro$3003,000
Scale$6006,000

料金の出典 · 2026-10-03

運用の注意:公開後に見る5つのこと

公開した後に見るべき点を、自店の運用の言葉にしておきます。

  1. **答えが合っているか:**送料、返品条件、在庫を、DMの実際の質問文で確認する。確認用の質問は、短い言葉や誤字を含めて用意する
  2. **コメント返信の口調:**コメントは公開の場なので、DMより短く丁寧に。価格や個人情報を書かせない指示にする
  3. **引き継ぎの通知:**AIが答えられない会話が、24時間以内にスタッフへ届くか
  4. **注文の問い合わせ:**キャンセルや返金の依頼が、AIの約束で終わらず、人に渡るか
  5. **返信数の消費:**最初の1か月で、月の返信数をどれだけ使ったか

日本語での応対については、公式の多言語ページが日本語での返事を案内しています。ただし、Shopifyの掲載で言語欄は英語のみで、お店側の設定画面や開発元とのやり取りは英語が前提です。詳しくはZipchatは日本語で使える?にまとめています。

よくある質問

個人のInstagramアカウントでも使えますか? 公式の要件は、プロフェッショナルアカウントをFacebookページにリンクしていることです。公式ページに個人アカウントで使えるという記載はありません。個人アカウントの店は、プロフェッショナルアカウントへの切り替えを前提にしてください。

他社の投稿へのコメントにも返信できますか? 公式の制限に、他のアカウントの投稿へのコメントは対象外と書かれています。

ストーリーに返信されたら答えられますか? ストーリーへの返信とメンションはDMの入口として案内されています。ストーリーは約24時間で消えるので、元の内容を前提にした質問には注意が必要です。

DMで注文をキャンセルしてもらえますか? 注文の照会は読み取りのみで、キャンセル・返金・変更はできません。人への引き継ぎにしてください。

LINEにも使えますか? 公式ページにLINEの対応記載はありません。必要な場合は、申し込み前に公式へ問い合わせてください。

次の一歩は、7日間のトライアルでInstagramを接続して質問を試すこと

まず、Instagramのアカウントがプロフェッショナルアカウントで、Facebookページにリンクされているかを確認しましょう。そのうえでZipchatの7日間の無料トライアルを開始し、5ステップでInstagramとストアを接続します。実際のDMでよく届く質問を10個ほど用意して、回答が合っているかと、人に渡すべき質問が渡るかを確かめてから公開すると、安心して運用に移れます。

確認した公式資料(2026年10月26日確認)